新しいスタイルの釣りの旅 赤澤康弘名人と釣る四国高松のタイラバ

 釣りを旅行の素材として取り扱うということは2022年の今非常にハードルが高く、条件がいくつも付くと思います。。これ程旅行の商品化し難いカテゴリーは少ないです。旅行業界で釣りのツアーを探してもまず見つからないでしょう。昔はありました。一つの例がある内海汽船会社の旅行部門がやっておりました。私と釣友がツアーに参加して柄は余りよろしく無いが人柄の良いオッサン達に可愛がられて酒を奢って貰ったり、筏で並んで釣りを教えて貰ったりした経験はあります。あらから人々の満足度が上がり続け、旅行業界では手に負えなくなったのでは無いでしょうか。見つけにくいのはそんな理由だと思います。しかしながら私は頼まれれば釣りのツアーを企画しております。このブログで中国のお客様から頼まれて知床でカレイ釣りをした記事はアップしておりますが、今回は2018年2019年に続いて高松でのインストラクター付き鯛釣りです。しかもルアー(タイラバ)で釣ります。素人さんを主に相手にします。果たして釣れるのでしょうかという疑問があります。釣には坊主(成果ゼロ)が付き物ですが、これに今回真向挑戦しました。

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 タイラバを用いたルアー釣りで赤澤康弘インストラクターと言えば、釣り業界では知らない人はもぐりです。初めて釣りをする方でもこのタイラバは鯛を簡単に釣ることが可能なのです。ここでいう鯛は海上釣り堀の鯛ではありません。柵の無い海にいる天然の真鯛を釣ることです。鯛にエビは要りません、タイラバが要ります。今回の釣りは赤澤康弘さんがインストラクターとして懇切丁寧に直接指導が売りなのです。丁度ゴルフのラウンドレッスンの様なもので、直接現場で指導員のレッスンを受けながら釣りをします。このツアーは成果が見込まれない或いは可能性が低い時は、私と赤澤さんで相談して催行しません。(鯛が釣れる)可能性がある時のみ催行するツアーです。行楽先で遊びをしたい方はこういうサイトもありますよ

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 今回のモニターツアーに私を含めて5名が参加しました。ご紹介します。まず釣りがほとんど初めての会社員で通訳案内士の国島康生さんです。残り3人のご紹介ですが、私は大学では体育会釣部に所属しておりました。その同輩の橋本裕次さん、後輩の福田 満さんと奥田知久さんの合計5名にインストラクターの赤澤康弘さん合計6名で乗船しました。この6名で高松のタイラバに挑戦します。奥さんに冷蔵庫にスペースを空けて待機するように、退路を断って勝負に出た国島さんに鯛を釣ることができるでしょうか?極楽トンボの私はビギナーズラックという言葉に賭けました。宿などを探したい方はこちら【Yahoo!トラベル】

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 2022年6月12日天気は晴朗なるが波は全く無し。潮は大潮で午前5時40分高松の港から出港しました。初夏の瀬戸内の綺麗な風景が目に入ります。まず女木島の横の25m水深のポイントでスタートです。基本的な動作を赤澤さんが確認します。私も1年半程タイラバをしていない間に釣具の進歩に乗り遅れてしました。赤澤さんから提供されたタイラバの仕掛けを見て、この仕掛けは何だ!こんなに進化していたのか!と驚愕してしまいました。進化の遅れはIT世界だけでは無かったのです。昔の思い出の強い初老には、世界の進化は厳しい断崖なのです。国内旅行保険をお考えの方はこちら

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 ポイント(釣る場所)が水深40mの深場に来ました。ここでようやく本格的に釣り始めます。それにしても綺麗な光景だなあと写真を撮っていると誰か魚を掛けている。よく見ると国島さんが格闘しているではありませんか。頑張れ!逃がすなと応援します。赤澤さんが手取り足取り親切に指導してます。間もなくタモに真鯛が入りました。人生初の天然鯛ゲットです。船内が賑やかになってきました。よしよし順調にいっていると思い、釣りはさて置き1人1人の動画と写真を撮りにゆきました。レンタカーが要る方はこちら

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 奥田さんが釣り、福田さんが釣り船内が喜びに包まれます。しかしアタリ(魚が食う合図)が少なすぎるのとアタリの間隔が長過ぎることで、ある不安が頭を過りました。産卵期であった鯛がアフタースポーン期(産卵後)に入ったのではないかということです。北海道のサケでも夏から冬まで川をのぼり産卵をしますが、過半数が産卵を終えるとアフタースポーン期に入るのです。つまり食いが極端に悪くなるのです。食い気のある魚が少なくなることで、確率がどっと減ります。朝の良い時間を撮影に使っていた私は、これはヤバいと思い始めました。赤澤さんと橋本さんも同じ様に感じていたと思います。

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 瀬戸大橋の近くのポイントで私が絶好のチャンスを逃しました。食い込みが浅く逃げられてしまったのです。ここで自分の使っていた竿が硬い竿であったことを気づかされます。本来ならばアフタースポーン期はブラックバスでも同じですが、柔らかいフニャフニャロッドを使って食い込ますのです。ここでもまた素人の様な私のボケぶりが明らかになりました。釣具メーカーにいた橋本さんは流石です。ポイントが流れの良い所に変わった時に、速い回転でリールを巻いて活性の良い鯛を狙っていたのが当たりました。本日最大級の真鯛をゲットしました。

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 奥田さんと福田さんはバラシ(魚が針から外れること)が多いながらも釣果を伸ばします。正午ごろ赤澤さんが焦っておりました。このままでは坊主(成果ゼロ)になるとのことで、本気宣言が出ました。本気を出して40分、流石赤澤さんです。見事真鯛をゲットしました。そうしている内に橋本さんが2匹目を釣ります。いよいよ私にボウズの読経の声が聞こえてきました、南無阿弥陀仏まであと1時間!2ストライク後の追い込まれたあの感覚が堪りません。最後はいつもプレッシャーの中で一か八かの勝負になります。

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 赤澤さんより「基本に立ち返り、底から20回巻きを繰り替えてしてください」とのこと。実は私は2時間ノーバイト(魚信無し)だったのです。こういう時はメンタル的にもエアポケットに入ります。そして釣りを続ける意思の維持が難しくなります。こういう時は南無阿弥陀仏ではありませんが20回巻きの数字数えを繰り返します。1,2,3,コツ!来たぞ!慌てるな!ゆっくり巻け!巻いているとゴツゴツゴツと来ます。もう少し!更にゆっくり巻きます。ガツッ!乗った(掛かった)。ゆっくり巻いてきます。まだ40m。魚が引込ます、それを躱しても30m。また突っ込む。躱してもまだ23m、魚も抵抗しますが耐えます。慎重に巻きます。15m、10m、6m。最後の突っ込みがあり、それに耐えると赤い魚体が上がってきました。魚がタモに入ると同時に読経が頭から消えました。赤澤さんより坊主逃れの祝福を受けます。やった!釣ったという感じです。

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 そのあと私は大きなショウサイフグを釣り、周囲も真鯛を釣りました。ここに全員安打が達成されました。本当ならば特大サイズを釣って、大リーグ大谷翔平の様に決めるとはいかないものです。国島さんもたくさんアタリは来ましたが、最後まで食い込みませんでしたとのことでした。アフタースポーン期で難しい戦いであったと思います。しかし1日綺麗な瀬戸内海で釣りを楽しめたことは貴重です。15時前に港に戻りました。有意義な長時間でありました。

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 これは前の晩の食事風景です。決して前祝はしてはいけません。南無阿弥陀仏のボウズが待っております。赤澤さんからのアドバイスです。それは前の晩は飲み過ぎない事、遊びに行かないことです。次の日の釣りに多大な影響があるそうです。