旅とは非日常を求めること

 旅とは非日常を求めること。この言葉はいつどこで誰から何をどのように聞いたかは忘れました。しかし言葉のみが強烈に残っております。それだけ旅は私の人生に影響を与えました。紹介が申し遅れてすみません、中国語の通訳案内士(業)と旅行業を営んでいる水谷 浩と申します。この文章を書いている2022年2月と3月新型コロナウイルス オミクロン株が大流行して1854年以前の鎖国状態となり、生業のインバウンド(訪日観光)と国内旅行が止まっている中、今まで積んできた旅の経験やノウハウを何か皆様にお伝えできないかと考えました。新しいブログを私の会社の旅サイトブログであるJJストリート日本語版の中に作りました。これから国内外に旅をしたい方、インバウンドのお客様をお迎えしたい、或いはインバウンドが苦手であった方、一度このブログをご覧ください。有益な情報があるかもしれません、無ければ10回50回に1回位あるかもしれませんので、どうぞよろしくご覧お願います。下記の写真はニューヨーク 自由の女神、これは自分で撮りました。基本的に写真は自分で撮ったものを採用してます。3日間オペラ三昧したニューヨークでした。

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 なぜこんなブログを始めたかですが、新型コロナで仕事が無くなり自分の人生を見直さざるを得なくなりました。ある方は「2025年2030年になってもコロナウイルスが変異増殖を続けて鎖国が解けない最悪の状態を考えた方が良い」とも言われました。その後人生の半分を振り返り、悩みそして考えてその解決糸口が見えた気もしました。その中で感じた事は、現在通訳案内業や旅行業の世界にいるというご縁とはなんだったのかということでした。よく考えるとあの旅行だったのです。それは小学生の時に行った1ヵ月の台湾旅行でした。下記の写真は台湾の小琉球という小島です。

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 もし台湾にあの時行ってなければ、全く違う人生になっていたかもしれません。 台湾は私の母方の祖祖父と祖父、母が活躍した場所です。家系は徳川方某有力藩の通詞・漢学者と聞いております。祖祖父は台湾総督府で役人を、同時位に海を渡ったと思われる祖父は、総督府の文官として小学校の校長先生を歴任しました。母も台北第一師範(現在の台湾師範大学)を卒業して台湾南部地域の複数の小学校で先生を歴任しておりました。成人したかつての教え子たちが訪問した我々を迎えてくれたのです。台湾には貢献が大きかった日本人が今でも英雄として残っております。彼らほどではなかったにしろ、母方3名は台湾の方々から非常に慕われておりました。下記の写真は台湾の庶民街です。

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 ところが日本生まれ日本育ちの私は異文化障害を起こしてしまい、台湾で全く溶け込むことはありませんでした。むしろ台湾や中華系料理が苦手になったのです、今でも下水系(動物臓物系)料理は大変苦手としております。臭豆腐は匂いを嗅いだだけで吐きそうになります。屋台の並ぶ夜市は30%位今でも嫌いな屋台が存在します。吐き気を伴いながら食事をする苦悩を持った子供がそこにはいました。下記の写真はその子供が大人になって台湾を旅する姿です。8歳で異文化交流カルチャーショックを味わってから約10数年後、今度は中国大陸に留学することになるのですが、この時はなんと免疫ができていたのです。8歳時の痛い痛い予防注射が長い間に免疫を作ったのです。ではこの免疫は何でしょうか?私は非日常を楽しむ免疫能力であると思います。全く異なる文化に接したとき人間は拒絶反応を示します。ところが少し違う文化の免疫を得ているとすんなりとその土地で生きていくことができます。カルチャーショックの拒絶反応に苦しむ留学時の同級生や駐在員を見て、免疫薬の有難さを嚙みしめた次第です。下記の写真は免疫がないと辛い敦煌を旅した時の写真です。そう言えば最初にニューヨークに行った時もカルチャーショックで観光の気力を無くしてたことも思い出しました。オペラ三昧はその反動でした。

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 とどのつまり何が言いたいかと言えば、旅とは非日常を否が応でも体験することなのです。非日常の中には勿論酷いカルチャーショックが存在するかもしれません。台湾や中国、米国を例に挙げましたが、日本国内狭しと言えども東北、関東、関西、九州等で文化のカルチャーショックは存在しており、私たちはそれを気づかないで生きているだけなのです。言い換えれば今まで日常の中で暮らしてきた感覚を一時的に忘れさせることができるということです。日常にどっぷり浸かって些か飽きて来ているならば、非日常体験は是非必要と思われます。さあ旅に出ましょう。私 水谷 浩が紹介する旅がどんなものなのか?海外のお客様は何を喜んだのか?等を私のブログでご紹介します。下記の写真は富士山を上空から撮りました。頂上まで登れるのは7月と8月のみ、登りの辛さと下りのキツさも非日常です。

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