旅先でのトラブル防止のノウハウ1として今日は日本の国内旅行においての旅先でのトラブル防止をするノウハウについてお話したく思います。国内旅行では海外旅行に比べてトラブルが少ないと思われますが、気が付かないとか想定外とかの穴が多く見受けられます。実例に基づいてご紹介しますので、旅行を計画している皆様気を付けてください。
上記は旅に出る時に便利ではないかと思われるカバンの一例です。
1. 質問:旅先で高熱が出ました。どうしたらよろしいでしょうか?
回答:まず熱が今何度か計ってください。近くのお医者様に診察ください。今の時期でしたら新型コロナウイルス感染の可能性もあります。保健所や発熱外来に問い合わせた方が良いかもしれません。宿に頼んで救急車というケースもあります。 *その時用意したいたら良いもの:携帯電話と充電器、保険証(必須)と運転免許証等の本人確認書類、診察券と緊急連絡先、お薬手帳等(医師等が万が一問い合わせする時に使う)、着替え、現金(医療費と帰りの交通費や食事代等緊急使用の為/クレジットカードやスマホ決済が使えない可能性があります)。 *同様の質問:旅先での病気、事故等の対応。
2. 質問:天候の急変で飛行機が飛びません。明日までに帰らなければなりません、どうすればよろしいでしょうか?
回答:次の飛行機の便は当日中にありますか?別の航空会社ではどうでしょうか?無ければ、別のアクセスJR新幹線、在来線、高速バスはありますか?無ければ今日泊まる宿は手配できていますか?すべてNOならばあなたは本日空港で寝ることになります。また、携帯電話の電池はあとどの位持ちますか?携帯電話の電池があるうちに、明日の用事先に連絡して説明ください。時間とバッテリーは余り多く残されておりません。コンビニで予備バッテリーを買うとか至急手をお打ちください。 参考:この質問は台風や暴風雪の千歳空港や那覇空港等でよく見られます。 私も経験があります。この時の賢い解決の仕方ですが、2-3日前に天気予報の状況を見て予想すること。そして対策を打つことです。例えば発達する低気圧で千歳が暴風雪になりそうであれば、まず宿を仮に押さえる。次にJRに詳細を聞いて函館行き特急を予約しておく。特急が出る時に宿はキャンセルする。函館北斗まで出れば新幹線があります(最終が出る前に着けるか、駄目であれば函館で1泊になりますよ)。もし最終に間に合えば、何としてもその日か午前様で帰ることができます。また、東京へ帰るのに那覇空港で満席の為空いていない、ところが大阪と福岡、鹿児島便は空いている場合は、急がば廻れでその便に至急乗った方が良い場合があります。大阪や福岡、鹿児島まで行けば、航空会社は複数、新幹線もあります(乗継便の最終も確認する)。悪天候の千歳や那覇を離れることが先決なのです。
3. ホテルが今日どこも満室です。どうすればよろしいでしょうか?
例えば上記の様なサイトもあります。緊急時は色々な挑戦が必要と思われます。
回答:すべてのホテルは予約率が80%を超えてくると自動的に「全館満室です」を繰返します。そうすると他のホテルに問合せが集中します。「全館満室」のドミノ倒しが始まるのです。ネットを見ても一番高い部屋か、窓の無い部屋しか空いていなくなります。すぐにそれも埋まります。特に週末や正月休み、GWやお盆、それから各地の祭りや行事にそれがひどくなります。その場合は、早ければ早い程部屋は空いております。ネットで有名な旅行会社の電話で依頼した時、意外なホテルが意外な料金で泊まれた経験がありました。こんなラッキーはなかなかないのですが、その時こそ高級ホテルを狙う、東京で集中しているならば横浜を狙うとか少し的を外す作戦は如何でしょうか?案外と成功します。東京ですと上野浅草地区が最後まで残ります。また、郊外作戦も良いかもしれません。一度お試ししてください。 参考:同じような質問にネットで予約したけど、取れておりませんというのがあります。ネット会社から返事が来ているか事前にチェックしましょう。すぐに来てなければ予約できておりません。また、喫煙を禁煙、禁煙を喫煙、女性を男性、男性を女性と、到着日時を打ち間違うのは日常茶飯事です。自分で予約する場合はよく注意しましょうというより、ホテル旅館からの返事の内容をチェックしましょう。変な予約しておられませんか?
4. 大事な書類が旅先で無くなりました?どうしましょう?
回答:その書類はいつまでどこにあったか思い出してください。確か昨日のプレゼンで使ってホテルに持っていったとします。ホテルの部屋かコーヒーラウンジか?或いは夕食会場か?一番確実な記憶から拾い出し、空白の時間を埋めていくのです。ホテルのフロントにもない、部屋にもない、プレゼン会場にもない。しばらくしてコーヒーラウンジや夕食会場にもないことが判りました。さあ、万事休すです。その時お客様のいつも持っているカバンに気が付きました。「それもう一度念入りに探してみては?」と言って30秒後「あった!」とのこと。一件落着でした。以上名探偵の巻きでした。 参考:あまりホテルのセーフティボックスを使わない人が、たまに使うとろくなことがありません。現金とクレジットカード類入った財布を海外のホテルから取り寄せるのに3か月程かかりました。あまり慣れないことはしない方が良いと思います。
5. 10年前の旅と今の旅の変化はどこにありますか? 回答:10年前20年前との決定的な違いは、IT技術の進化の違いです。これが旅に与える影響は10年前と全く異なります。一例に携帯電話を上げれば、10年前もコンセントは出張や旅行に持参していたことを記憶しております。今はモジュールケース毎の持参になるので、夜になると充電するモバイル機器の数が圧倒的に増えました。携帯であるスマホの性能も全く異なり、通信手段としてSNSが加わったことにより、全く世界が変わりました。写真を撮っているとSDカードはよく使いますが、8ギガが16ギガになり、それが32ギガや64ギガに増えております。またその写真や動画の管理も時間を取られるようになったのです。昭和、平成初期と令和の違いはやはりITの進化の違いとその対応能力により差が出ることでしょう。太平洋戦争を引き合いに出すまでではないですが、本当に情報戦が勝敗を決するのです。しかも詳細なIT器具が物を言います。 あなたのWifiの器械はどのあたりまで通信可能でしょうか?これはITのプロでも見落とします。山奥の旅館でWifiが通じないことはよくあります。その日絶対に連絡しなければならないことがあったとしたら、これは大変なことになります。
6. 盗難、置引き、忘れ物対策はどうしたらよろしいですか?
回答:国内旅行では海外旅行の様に駅や空港、ホテルのロビーで泥棒がうようよいるという状況ではありません。それでもズボンの後ろポケットに長財布を入れている人を見るとがっかりします。よくあるトラブルですが、空港の受託手荷物返却場でのスーツケースの間違いです。同じスーツケースが3つ4つ流れてきます。タグやリボンや、或いは旅館の札でも良いです。何か付けておいてください。そうでないと不注意な人が持っていってしまいます。 また、置引きですが、海外ではチェックイン時、自分の荷物を周りに集中的に置きます。そして怪しい人間が来たら睨みます。日本では荷物は後ろに置いたまま、持っていってくださいといわんばかりです。ゴルゴ13ではないですが、不審な人が横を通ると反応してしまうのは習慣でしょうか? インバウンド客が多いホテルの共用空間や空港では、いつも海外並みの注意を払っておりましたが、これは重要だと思います。 スーツケース又はトラベルキャリーバックですが、空港やホテル、ショッピングモールの長いエスカレーターで2-3回落ちてきた荷物を止めたことがございます。下に小さい子供がいたこともありました。これは危ないですねえ。でも20kg位の重量ですと落下距離5m位を超えたらちょっとでは止められません。こちらも逃げないと非常に危険になります。